職場いじめで縁を切りたいときにやるべきこと
自分だけ会議の連絡が回ってこない。挨拶をしても、目も合わせてもらえない。給湯室に入った瞬間に、笑い声がぴたりと止まる。誰かに話しても「気のせいじゃない?」と言われて、それ以上言えなくなる——。「職場いじめ 縁を切りたい」と検索したあなたは、もうその人たちと関わることに、心底疲れ果てているのだと思います。
こんばんは、縁の整え方の専門家・出雲です。まずはっきりお伝えします。あなたが受けているのは、性格の相性の問題ではありません。職場のいじめは、働く人の尊厳を傷つける行為であり、あなたが受け止めて我慢すべきものではないのです。縁を切りたいと願うのは、正しい防衛本能ですよ。
結論|縁を切る前に、まず記録と相談。順番が大切です
先に要点をお伝えします。
- 縁を切りたい気持ちは正当です。ただし、先に記録を残してください。記録は後から作れません
- 社内の窓口、厚生労働省の総合労働相談コーナー、産業医。使える窓口は思っているより多くあります
- 職場で縁を切るとは、関係を断つことではなく「接点と心の距離を業務の範囲に戻す」ことです
- 眠れない、涙が出る、出勤前に体調を崩すなどのサインが出ているなら、医療機関への相談を最優先に
順番にお話ししていきますね。
最優先|今日から記録を残す
縁を切る工夫はいつでも始められますが、記録だけは過去にさかのぼって作ることができません。だから、今日からです。スマホのメモで十分ですよ。
- 日付、時刻、場所
- 誰がやったか、その場に誰がいたか
- 何を言われたか、何をされたか。できるだけそのままの言葉で
- 業務にどんな支障が出たか(情報が来ない、納期が遅れた、やり直しになった等)
- 自分の体調や気持ちの変化を一行
メール、チャット、シフト表など、証拠になりそうなものはスクリーンショットで保存を。会社の端末だけに置いておくと、退職時に取り出せなくなることがあります。個人のメモや自分のクラウドにも控えを残しておきましょう。
記録には、心を守る効能もあります。頭の中でぐるぐる回っていた出来事を紙に移すと、少しだけ客観的な距離が生まれるのです。書いたら閉じる。それを一日の区切りにしてみてください。
相談できる窓口は、思っているより多い
一人で抱え込まないでください。順番に並べておきますね。
- 社内のハラスメント相談窓口、人事、コンプライアンス部門。記録を持参し、感情ではなく事実と業務への影響を中心に伝えます
- 産業医。健康相談という入り口から利用でき、就業環境について会社へ意見を出してもらえる場合があります
- 各都道府県労働局の総合労働相談コーナー。厚生労働省が設けている無料の窓口で、予約なしでも相談でき、会社に知られたくない段階の相談にも対応してもらえます
- 労働組合。社内になくても、個人で加入できる合同労組があります
- 心療内科、精神科。体調のサインが出ているなら、他のどれよりも先に
労働審判や損害賠償といった手続きが視野に入る段階であれば、弁護士など専門家にご相談ください。私からお伝えできるのは、あなたには使える手段がまだ残っている、ということです。上司が加害の中心にいる場合は、パワハラ上司との距離の置き方にある反応を渡さない技術もあわせて使ってみてください。
職場で「縁を切る」とは、どういうことか
家族や友人と違って、職場の相手は明日も同じ空間にいます。だから、職場での縁切りは「関係を断ち切る」ことではなく、縁の太さを業務の範囲まで細くし直すことだと考えてください。
今日から試せるのは、次のようなことです。
- 業務連絡を口頭からメールやチャットに寄せる。記録が残り、その場で追い詰められにくくなります
- 二人きりになる場面を減らす。相談や報告には第三者を同席させる
- 休憩の時間、通る動線、席の向きを少しずつずらす
- プライベートの情報を渡さない。渡した情報は材料になります
- 定時後は連絡を返さない。心の中で「ここから先は業務外」と線を引く
- 心の中の再生時間を区切る。思い出すのは湯船の中だけ、と決める
接点が一日10回から5回になるだけで、消耗はまるで変わります。すべてを一度にやらなくていいのです。明日ひとつだけ、選んでみてください。
縁を切りたいのに罪悪感がわくとき
不思議なもので、いじめを受けた側なのに「自分にも悪いところがあったのでは」と考えてしまう方はとても多いです。まじめで、いつも自分に矢印を向けてきた方ほど、そうなります。
でも、思い出してください。連絡を回さなかったのは、あなたではありません。笑い声を止めたのも、あなたではありません。あなたが変えるべきだったところは、どこにもないのです。縁を切ることへの後ろめたさがどうしても消えないときは、縁切りの罪悪感との向き合い方も読んでみてくださいね。罪悪感は、あなたが優しい人である証拠であって、我慢を続ける理由ではありませんよ。
縁切り・開運の視点|奪われているのは、時間とエネルギーです
縁切りのご相談を伺っていて、職場いじめのケースでいつも感じることがあります。それは、被害を受けている方が、勤務時間の外まで加害者にエネルギーを渡し続けてしまっている、ということです。
古くから、人の気は意識を向けた先へ流れると言われています。夜も休日もその人たちのことを考えているなら、あなたの一日は実質24時間、職場につながれたままなのかもしれません。だからこそ、心の中で縁の範囲を結び直す作業が助けになります。玄関を出るときに「この縁は勤務時間内だけ」と区切る。それだけでも、持ち帰る重さは変わってきます。
こうした悪い縁が続いているときには、体調や物事の流れにサインが出るという考え方もあります。悪縁が続いているときのサインで整理していますので、心当たりを確かめてみてください。実際に職場の縁を整えた方々に、そのあとどんな順序で環境が動いていったのかは、職場の縁切りの効果と体験談で詳しくお伝えしています。
ただし、忘れないでいただきたいのは、縁を整えることは記録と相談の代わりにはならない、ということです。目に見える手だてと、心の手当て。この両方であなたを守っていきましょうね。
まとめ|あなたは、我慢する側の人ではありません
- 記録を今日から。過去にさかのぼって作ることはできません
- 社内窓口、総合労働相談コーナー、産業医。一人で抱えないでください
- 職場の縁切りは、接点と心の距離を業務の範囲に戻すこと。今日ひとつだけ試しましょう
今のあなたのエネルギーが、その縁にどれだけ吸われているのか。一度、現在地を確かめてみませんか。
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