出会いがない30代40代|接点を増やす7つの動線
同僚の結婚式の帰り道、電車の窓に映る自分を見ながら、ふと数えてみます。この一年で、新しく連絡先を交換した人は何人だっただろう。仕事関係を抜いたら、たぶんゼロ。忙しくしていないわけではないのに、会っている顔ぶれだけが、何年も同じまま——。出会いがないと感じている30代40代のあなたは、こんな瞬間に立ち止まったのではないでしょうか。
先に結論をお伝えします。
- 30代40代で出会いが減るのは、年齢のせいではありません。人を自動的に運んできてくれる経路が終わっただけです
- ですから対策は、魅力を上げることではなく、経路を作り直すこと。まず一週間の接点を数字にするところから始めます
- 新しい場に飛び込む前に、すでにある動線に接点を足すほうが、この年代には現実的で続きます
「もう遅い」という前提はいりません。この年代の出会いは、二十代とは仕組みが違うだけです。仕組みが違うなら、やり方も変えれば済むのですね。
まず、一週間の接点を数字にしてみる
漠然と「出会いがない」と思っている状態から抜けるために、最初にやることがあります。実際に数えることです。
この一週間を思い出して、次を書き出してみてください。
- 顔を合わせた人の総数(家族・同僚を含めて全員)
- そのうち、三か月以内に初めて会った人の数
- 五分以上の雑談をした人の数
- あなたの側から話しかけた回数
やってみると、多くの方が2番で0か1になります。そして4番も、想像よりずっと少ない。ここでわかるのは、出会いがないのではなく、新しい人とすれ違う機会そのものが週に数回しかない、という事実です。
数字にすると、対策の方向がはっきりします。魅力の話ではなく、単純に接点の数が足りていないのですね。逆に言えば、週に一つでも新しい接点を足せば、状況は動き始めます。
出会いが減ったのは、経路が終わったから
なぜ、この年代で急に減るのか。仕組みの話をさせてください。
十代二十代のころ、私たちは努力せずに人と知り合っていました。理由は単純で、同じ場所に自動的に集められていたからです。クラス、部活、サークル、新入社員の同期、若いころの職場の飲み会。毎週顔を合わせる場があるかぎり、縁は勝手にできます。
30代に入ると、この装置がひとつずつ止まります。仕事は専門化して会う相手が固定され、同期は各地に散り、休日は回復に使う時間になる。40代になると、責任が増えて時間の自由がさらに減ります。新しい人と知り合わなくなるのは、あなたが閉じたからではなく、人を運ぶベルトコンベアが止まったからです。
ここで大事なのは、装置が止まったのなら、自分で経路を作ればいいということです。若いころにその経験がないので、やり方を知らないだけ。これは才能ではなく、手順の問題ですよ。
そしてもうひとつ。この年代からの出会いには、二十代にはない利点があります。お互いに、自分が何に消耗して何に元気をもらうかを、もう知っている。だから最初からちょうどいい距離を取れる相手と出会いやすいのです。縁が年代ごとに入れ替わっていくことについては、年齢とともに縁が変わる意味にも書きました。
接点を増やす7つの動線
新しい趣味を始めなければ、と気負う必要はありません。この年代に続きやすいのは、今の生活動線に少しだけ足す形です。
- 通う店を三つ決める:週に一度は行く店を三つ作り、同じ時間帯に行きます。顔を覚えられるまでが最初の接点です
- 帰り道を月に一度変える:一駅手前で降りる、別のルートを歩く。すれ違う人の顔ぶれが変われば、縁の交差点が増えます
- 単発の講座に申し込む:継続講座はハードルが高いので、一日完結の講座やワークショップから。合わなければ二度目はなくていいのが利点です
- 仕事の外周に出る:他部署の集まり、業界の勉強会、社外の研修。仕事の延長線上なので、生活を大きく変えずに人の層を広げられます
- 「誰か紹介して」を三人に言う:この年代でいちばん実を結びやすい経路です。ただし一度言っただけでは忘れられるので、三人に、半年に一度伝えます
- 誘いを月に一つだけ受ける:気が進まなくても、月一回は受けると決めます。縁は予想外の入り口から来ます
- オンラインの関心のコミュニティに入る:地方在住の方や、時間の自由がきかない方には、これがいちばん現実的なことも多いです。扱い方はオンラインの縁のスピリチュアルな意味と扱い方にまとめました
七つ全部はいりません。上から二つ選んで、三か月続けてみてください。この年代の縁は、二十代より育つのがゆっくりです。一か月で判定しないのがコツです。
なお、新しい場に出るときは、金銭に関することだけ気をつけてください。投資や副業の話、商品の購入、お金の貸し借りが早い段階で出てきたら、そこで距離を取ります。親しくなってから持ち出されることもあります。迷ったら消費者ホットライン188など、第三者の窓口に相談してくださいね。
数を増やす前に、取りこぼしを減らす
実は、新しい接点を作るより先に効くことがあります。すでに知っている人との再接続です。
30代40代には、連絡が途切れたままの知り合いがたくさんいます。前の職場の同僚、学生時代の友人、共通の趣味で一度だけ会った人。この層は、ゼロから知り合う相手より、はるかに再開しやすいのですね。
やり方は簡単です。
- 連絡先を上から眺めて、「嫌いではないが三年以上連絡していない人」を五人選ぶ
- そのうち一人に、用件なしの短い連絡を送る(「元気にしてる? ふと思い出して」で十分です)
- 返事が来たら、日程の提案まで自分から出す
三年ぶりの連絡は、送るほうは気まずいのですが、受け取るほうはたいてい嬉しいものです。そして、この年代の紹介は、こういう再接続から生まれることが本当に多いのです。
一方で、連絡先を眺めたときに気が重くなる相手ばかりが並んでいるなら、先に整理が必要かもしれません。惰性の関係が枠を埋めていると、新しい縁の入る余地がなくなります。心当たりのある方は恋愛で縁がない人の特徴10を確かめてみてください。
婚活の場を使うかどうか
出会いの経路として、婚活サービスやアプリを使うかどうかは、完全に好みで決めていい部分です。
向いているのは、目的がはっきりしていて、短期間で人数に会いたい方。向かないのは、条件で比較されることに強く消耗する方です。実際に使ってみて消耗が大きいと感じたら、マッチングアプリで疲れる理由と消耗しない8つの運用で運用ルールを整えるか、婚活に疲れた・やめたいときの4タイプ別の休み方を読んで、いったん離れてもいいのです。
大事なのは、婚活の場は経路のひとつにすぎない、ということです。ここが合わなかったからといって、出会いの道が閉じるわけではありません。人生の後半に向けて、通う場から縁を作っていく方法は後半生の良縁の作り方にまとめてあります。
縁を整える視点から
縁という観点から、ひとつだけお話しさせてください。
私は、出会いがないとおっしゃる方に、まず「今の予定の中で、いちばん気の重いものは何ですか」と伺うことがあります。新しい接点を足す前に、消耗している時間をひとつ手放してほしいからです。
理由は単純で、この年代の体力には限りがあるからです。気の重い集まりに月二度出ている状態のまま、新しい場を足しても続きません。空けてから足す。この順番を守った方ほど、無理なく通えています。流れ全体を整え直す手順は運気をリセットする方法にまとめました。
昔から、ご縁は流れる水にたとえられます。流れが止まって見えるのは、水が涸れたからではなく、どこかに詰まりがあるからだと言われてきました。年齢は詰まりではありません。詰まっているのは、たいてい惰性の予定と、動かない動線のほうです。
まとめ
- 30代40代で出会いが減るのは年齢ではなく、人を運ぶ経路が終わったからです
- まず一週間の接点を数えて、足りないのが魅力ではなく接点の数だと確かめてください
- 新しい場より先に、今の動線に足すことと、途切れた知り合いへの再接続が効きます
新しい接点を足す前に、今の予定にどれくらい消耗が混じっているか。まずは無料で確かめてみませんか。
はじめの一歩に迷ったら、LINEからいつでも私に声をかけてくださいね。