不倫が終わった後が苦しい|回復の道のり
終わったのに、楽になっていない。あれだけ苦しかった関係が終わって、これでやっと解放されるはずだったのに、朝起きるたびに胸のあたりが重い。誰に「終わったんだ」と報告することもできず、泣くきっかけすら見つからないまま、日常だけが普通に流れていく——。
こんにちは、縁の整え方の専門家・出雲です。終わった後の苦しさは、続いていたときの苦しさとは、まったく質が違います。そしてその違いを誰にも説明できないことが、この時期をいっそう孤独にします。
先に結論をお伝えしますね。
- 終わった後が苦しいのは、失恋の痛みに加えて「喪に服せない」という条件が重なるからです
- 苦しさは直線的には減りません。波が少しずつ低くなる形で引いていきます
- 時期によって出てくるものが違います。いま何が起きているかを知るだけで、だいぶ楽になります
- 罪悪感が中心にある方は、この記事より不倫の罪悪感が消えないときの向き合い方が合っています
この記事では、終わった直後から一年ほどまでの時間の流れに沿って、何が起きるかをお話しします。
この時期の苦しさが特別なのは、喪に服せないからです
普通の別れなら、友人に泣きながら話し、しばらく元気がなくても許され、周囲がそっとしておいてくれます。悲しむための時間と場所が、社会の側に用意されているのですね。
ところがこの関係の終わりには、それがありません。職場では今日も普通に働きます。家族には気づかれないよう振る舞います。誰にも打ち明けられないので、悲しみが言葉になる機会がない。感情は、外に出す道がないと、体の中で濃くなっていきます。
だから、あなたがいま感じている重さは、あの人を失った痛みだけではないのです。悲しむことを禁じられた状態で悲しんでいる、という二重の負荷がかかっている。ここを理解しておくと、「終わったのにこんなに引きずる自分はおかしい」と自分を責めずに済みます。おかしくありません。条件が過酷なだけです。
終わった直後から二週間——体のほうが先に反応します
この時期、多くの方が驚くのは、気持ちより先に体に来ることです。
眠りが浅くなる。食欲が落ちる、あるいは急に増える。人の話が頭に入ってこない。通知音に体が反応して、それが別の人からだとわかると力が抜ける。何度も同じ画面を開いてしまう。
この時期にやりがちで、そして回復を遠のかせるのが次の三つです。
送ったメッセージや写真を読み返す
終わりを納得するために読み返しているつもりでも、実際にはその時間ごと関係に戻っています。消せないならフォルダごと見えない場所へ。消す準備ができたなら連絡先を消すスピリチュアルな効果も読んでみてください。相手の様子を確かめようとする
SNS、共通の知人、職場の噂。知っても、あなたの心は静まりません。知らないことに耐えるほうが、結果的に早いのです。「最後にもう一度だけ」の連絡
区切りをつけるつもりの連絡は、ほとんどの場合、区切りではなく延長になります。
この二週間は、うまくやろうとしなくて大丈夫です。生活の最低限だけ回っていれば合格です。ただ、食べられない・眠れない・涙が止まらない状態が二週間を越えて続くようなら、それは意志の問題ではありません。心療内科やカウンセリングに相談してくださいね。事情を裁かずに聞いてくれる場所です。
一か月から三か月——落ち着きと揺り戻しが交互に来ます
ひと月ほど経つと、平気な日が出てきます。丸一日思い出さなかった、と気づく日が来る。ここで多くの方が「もう大丈夫だ」と思います。
そして、その数日後に強い揺り戻しが来ます。
揺り戻しには、たいてい引き金があります。よく会っていた曜日。誕生日や記念日。似た香水の匂い。あの人が好きだった曲が店内で流れる。車で通っていた道。引き金は予告なしに来るので、平気だったはずの自分が急に崩れて、それがまた「私は何も進んでいない」という感覚を呼びます。
でも、揺り戻しがあるということは、前に進んでいるということです。進んでいないと、そもそも波は作られません。ずっと同じ高さの水位にいる状態のほうが、実は止まっているのですね。
この時期に効くのは、感情を扱うことより生活の形を変えることです。
待っていた時間帯に、別の予定を置く
連絡が来やすかった時間帯こそ、心が空きます。習い事でも入浴でも散歩でも、なんでも構いません。引き金になる日をカレンダーに書き出しておく
記念日や誕生日を、先に把握しておきます。その日に用事を入れておくと、当日の消耗がずいぶん違います。一日一回、誰かと言葉を交わす場を持つ
内容は関係ありません。声を出す機会が減ると、内側の言葉が増えます。記録を書く
誰にも見せないノートに、その日の重さを十段階で書くだけでいいです。三か月後に見返すと、下がってきていることが数字でわかります。感覚のほうでは気づけないところなので、これは効きます。
失恋の後の時間の過ごし方については失恋を引きずると運気は下がる?停滞から抜け出す過ごし方も参考になりますよ。
半年から一年——記憶の形が変わっていきます
半年を過ぎたころから、思い出し方が変わってきます。
痛みを伴って思い出す、という状態から、事実として思い出す、という状態に近づいていく。「あのころ、そういうことがあったな」と、少し離れたところから見られる瞬間が増えます。完全に消えるわけではありません。ただ、思い出しても一日が壊れなくなります。
この時期に気をつけたいのは、二つあります。
ひとつは、空白を急いで埋めようとすること。寂しさから次の関係に急ぐと、同じ形の関係を選び直してしまうことがあります。何が寂しかったのかを言葉にしないまま埋めると、埋めたものの形が同じになりやすいのですね。この構造については恋愛依存から抜け出す方法で詳しくお話ししています。
もうひとつは、記憶を美化してしまうこと。会っていた時間が短く、日常を共にしていない相手は、生活の面倒な部分を見せません。だから記憶の中の相手は、いつまでも優しいままです。これは相手が特別だったからではなく、情報が少ないほど人は理想で埋めるという、心の自然な働きです。忘れることそのものに手を焼いている方は、不倫相手を忘れる方法を読んでみてくださいね。
そして、もし一年経ってもまったく変わらない、日常生活が回らない、という状態が続いているなら、それは時間で解決する領域を超えている可能性があります。専門家に相談する選択肢を、どうか閉じないでください。
縁を整える視点から——空白は、次のための場所です
昔から、縁がひとつ終わったあとには、しばらく何も起きない時期が来ると言われてきました。人はその時期を「何も進んでいない」と受け取りがちですが、むしろ、次に入ってくるもののために場所が空いている状態なのだ、という見方があります。
急いで埋めなくていいのです。空いていることに耐えられる期間が長い人ほど、次に来る縁を選ぶ余裕を持てる、とも言われます。いま何も起きていないなら、それは順調だということかもしれません。
そしてもうひとつ。この時期のあなたは、自分をずいぶん厳しく採点しているはずです。もっと早く終わらせられたはずだ、あんな時間を過ごした自分が許せない、と。けれど、過ぎた時間を裁いても、いまの一日は良くなりません。裁く力を、そのまま今日の生活の側に回してあげてください。
停滞した感覚から抜け出す日々の整え方は運気の停滞から抜け出す方法にまとめています。
まとめ——苦しさは、時期によって形が変わります
- 終わった後が特別につらいのは、悲しむ場所を持てないからです。あなたが弱いのではありません
- 直後は体に来ます。一か月から三か月は揺り戻しが来ます。半年を過ぎると記憶の形が変わります
- 感情を消そうとするより、生活の形を変えるほうが効きます。重さを十段階で記録してみてください
この関係が、いまもあなたの心をどれくらい引きとめているのか。静かに確かめてみませんか。
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