フォローを外すのが気まずい人へ|角が立たない外し方
相手のプロフィール画面を開いて、「フォロー中」と書かれたボタンの上で指を止める。押せば終わる、たったそれだけの操作なのに、押せない。次に顔を合わせたときのこと、共通の友人に伝わったときのこと、相手が気づいて何か言ってきたときのこと。まだ何も起きていないのに、頭の中では気まずい場面がもう三つも再生されている——。
「フォロー外す 気まずい」と検索したあなたは、外したい気持ちと、波風を立てたくない気持ちのあいだで、しばらく止まったままなのではないでしょうか。
こんにちは、縁の整え方をお伝えしている出雲です。先に結論をお伝えしますね。
- 気まずさの正体は「外す瞬間」ではなく、そのあと顔を合わせる場面への不安のほうです
- 通知でバレるかどうかを調べ続けるより、関係の距離ごとに外し方を選ぶほうが早く楽になります
- そもそも外さずに視界だけ整える方法があり、実際にはそれで足りる場合が多くあります
順に見ていきましょう。今日この記事を読み終える頃には、あなたの指はもう止まらなくなっているはずです。
フォローを外すのが気まずいのは、あなたが薄情だからではありません
まず、ひとつ誤解をほどいておきます。
外すのをためらう自分を、「情がない人間だと思われそう」「大人げないかも」と責めている方がとても多いのですが、実際は逆です。ためらいが生まれるのは、あなたが相手の気持ちを想像できるからです。何とも思っていない相手なら、指は一秒も止まりません。
そのうえで、もうひとつ知っておいてほしいことがあります。フォローという仕組みは、そもそも「解除されること」を前提に設計されていません。現実の人づきあいには、引っ越し、部署替え、卒業、生活の変化といった、自然に会わなくなる仕組みがたくさんあります。ところがSNSには、その自然な減衰装置がないのです。
だから、一度つながったものはそのまま溜まり続け、何年も会っていない人、もう関係が終わった人、名前を見るたびに気持ちが沈む人が、あなたの視界に居座り続けます。それを手で減らそうとすると、現実にはないはずの「意思表示」の色がついてしまう。これがフォロー解除の気まずさの構造です。
つまり、あなたが冷たいのではなく、自然に薄れる仕組みが存在しない場所で、手作業の整理を強いられているだけなのですね。
「バレるかどうか」の前に、決めておくべきこと
気まずさを感じている方の多くが、まずこれを調べます。「フォローを外したら相手に通知が行くのか」。
先に率直にお伝えしますね。通知の仕様はサービスによって違ううえ、時期によって変わることもあります。そして通知が飛ばなくても、相手がフォロワー数の変化に気づいたり、あなたの投稿が流れてこないことで察したりする可能性は残ります。つまり、けっしてバレない方法を探し続けるのは、あまり実りのない調べものになってしまうのです。
ですから、決め方を逆にしましょう。バレない方法を探すのではなく、バレても崩れない理由を持っておく。
たとえば、こう置き直してみてください。
- 私はこの人を嫌いになったのではなく、毎日情報を受け取り続ける契約だけをやめる
- 会えば今まで通り挨拶をするし、話しかけられたら普通に話す
- 現実の関係のほうは、何ひとつ変えない
この三つが自分の中で言葉になっていれば、万一相手に気づかれても、あなたの態度はぶれません。気まずさというのは、実は「気づかれること」ではなく「気づかれたときに説明できないこと」から生まれるのです。
なお、外す前に距離の段階を整理しておきたい方は、SNS疲れで人間関係がしんどい時の距離の取り方もあわせてどうぞ。通知・回数・表示・発信・つながりの5段階のうち、あなたが本当に必要としているのはどこかがわかります。
関係の距離で決める、4つの外し方
ここからが本題です。すべての相手に同じやり方を使う必要はありません。相手との距離によって、選ぶべき方法が変わります。
近距離の相手——職場、ママ友、親戚など、今後も顔を合わせる人
外さないでください。この距離では、フォロー解除のリスク(気づかれたときの現実の気まずさ)が、得られる効果を上回りやすいからです。代わりに、ミュートや非表示の機能を使います。つながりは残したまま、あなたの視界からだけ消える。これがいちばん現実的で、いちばん心が守られる方法です。
中距離の相手——年に数回会うかどうかの友人、同級生
ミュートで様子を見て、それでも名前を見るだけで気持ちが動くなら、外して構いません。ただしタイミングを選びます(次の見出しでお話しします)。この距離の相手は、外しても現実の生活に何の変化も起きないことがほとんどです。
遠距離の相手——もう会う予定のない人、名前しか思い出せない人
そのまま外して大丈夫です。ここに気まずさを感じる必要はほとんどありません。相手も、あなたのことを日常的に思い出してはいないはずです。
大量にいる場合——整理として一括で
一人ずつ外すと、一件ごとに「この人を切る」という意味が発生してしまいます。そういうときは、日を決めて何十件かをまとめて整理してください。数が多いほど、個別の意味は薄まります。「アカウントを整理した」という事実だけが残るからです。
自分から距離を置くとき、文面でひとこと添えたいタイプの方は、友達と距離を置くLINEの方法に角の立たない例文をまとめています。SNSの操作と現実の伝え方は、分けて考えると混乱しません。
気まずさを最小にする、外し方の手順
同じ操作でも、やり方ひとつで残る気まずさの量が変わります。順番にどうぞ。
- 外す相手を、一度紙かメモに書き出す。画面上で思いつきで押していくと、あとで「あの人も外したっけ」と気になり続けます。先にリストにするだけで、迷いが減ります
- 相手ごとに、ミュートか解除かを決める。近距離はミュート、中距離以遠は解除。これを機械的に当てはめます
- 実行する時間帯を選ぶ。相手がよく見ている時間帯を避け、深夜や早朝にまとめて行います。フォロワー数の変化に気づかれる確率が下がります
- 一日に何件かをまとめて行う。前の見出しでお話しした通り、量が個別の意味を薄めてくれます
- 相手の投稿や近況を、その後は確認しにいかない。外したあとに様子を見にいくと、外した意味がなくなるうえ、あなたの気持ちだけが揺れ続けます
- 一週間、何も起きなかったことを確かめる。ほとんどの場合、本当に何も起きません。この体験が、次の整理をずっと楽にします
タイミングについて補足を。トラブルがあった直後や、相手の投稿に反応しなかった直後は避けてください。前後関係があると、意思表示として読まれやすくなります。平穏な時期の、何でもない日に静かに行うのがいちばん角が立ちません。
もし気づかれて、触れられたときの返し方
確率としては低いのですが、備えがあると心が軽くなるので、言い方の例をいくつか置いておきますね。
「あれ、フォロー外した?」と直接聞かれたとき
- 「うん、ちょっと見る量を減らしたくて、まとめて整理したんだ」
- 「最近スマホを見る時間を減らしてて、一回いろいろ片づけたの」
共通の友人経由で伝わったとき
- 「アカウントの整理をしただけだよ。何かあったわけじゃないから安心して」
どの言い方にも共通しているのは、相手個人の話にしないことです。「あなたの投稿がしんどくて」と言えば、それは関係の話になります。「見る量を減らしている」と言えば、あなたの生活の話で終わります。嘘をつく必要はありません。実際、あなたが減らしたいのは総量のほうなのですから。
そして、聞かれてもいないのに先回りして説明するのはおすすめしません。説明が多いほど、そこに意味があったのだと相手に伝わってしまいます。静かに行い、聞かれたら短く答える。これが基本形です。
縁切り・開運の視点——外すことは、切ることではありません
縁を整える側から、ひとつの見方をお伝えします。
昔から、人と人の縁は糸にたとえられてきました。太い糸、細い糸、もう切れかけている糸。そして興味深いことに、糸というのは「切る」だけでなく「置く」こともできる、という考え方があります。
フォローを外すという行為は、多くの場合この「置く」のほうです。あなたは相手との関係を断ち切ったのではなく、こちらから毎日握り続けていた糸を、そっと手のひらから下ろしただけ。相手がまたあなたに会いたくなれば連絡は来ますし、あなたが会いたくなれば連絡はできます。糸は、切れてはいないのです。
外すことで薄れる縁は、もともと画面の中でだけ生きていた縁です。そして手のひらを空けた分だけ、今のあなたに必要な行き来が入ってくる余地が生まれます。手放したあと、実際にどんな順番で変化が表れるのかは、SNS断捨離の効果はいつ出る?3段階の変化と手順で詳しくお話ししています。
連絡先そのものを整理する段階まで来ている方は、連絡先を消すスピリチュアルな効果とはもあわせて読んでみてくださいね。作法を知っておくと、揺り戻しが少なくなります。
まとめ——静かに、まとめて、そのあと見にいかない
- 外すのが気まずいのは、自然に縁が薄れる仕組みがSNSにないからです
- 近距離の相手はミュート、中距離以遠は解除。相手との距離で方法を分けましょう
- 平穏な日にまとめて行い、聞かれたら「整理した」とだけ短く答えれば十分です
外すのをためらうほど重たくなっている相手が、あなたの縁の中にいるのかもしれません。まずは客観的に確かめてみませんか。
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