誕生月と性格|言われてきたことと付き合い方
職場の昼休み、雑談の流れで「え、6月生まれ? 道理で気配りの人だと思った」と言われて、笑って流したものの、なんとなく引っかかったまま午後を過ごす。当たっている気もするし、決めつけられた気もする——。誕生月と性格について言われることを調べに来たあなたは、あの一言をどう受け取ればよかったのか、確かめたいのではないでしょうか。
こんにちは、縁の整え方をお伝えしている出雲です。
結論|誕生月の性格は、話の種にしてよくて、従わなくていいものです
先に、この記事の答えをまとめます。
- 誕生月ごとの性格には、昔から言われてきた傾向があります。ただしそれは言い伝えの域を出ず、しかも本や流派によって中身が食い違います
- 生まれ月と人の育ちについては統計的な研究や議論も存在しますが、それは環境の話であって、性格が誕生月で決まるという意味ではありません
- ですから、誕生月は人を分類する物差しではなく、会話と自己理解の入口として使うのがちょうどいい距離です
- 誰かに決めつけられたときの受け止め方と返し方も、後半でお渡しします
誕生月ごとに、性格として言われてきたこと
まず、よく語られてきた内容を並べます。すべて「そう言われることがある」という紹介で、あなたを言い当てるものではありません。
- 1月生まれ。芯が強く、こつこつ型と言われることが多いようです
- 2月生まれ。感受性が豊かで、独自の世界を持つと語られます
- 3月生まれ。人当たりが柔らかく、場の空気をなごませると言われます
- 4月生まれ。行動的で、先頭に立つ役が回ってきやすいとされます
- 5月生まれ。おおらかで安定感があると語られることが多い月です
- 6月生まれ。繊細で気配り上手、と紹介されがちです
- 7月生まれ。明るく情に厚い、と言われることが多いようです
- 8月生まれ。華やかで堂々としている、とされます
- 9月生まれ。冷静で丁寧、計画的と語られます
- 10月生まれ。社交的でバランス感覚がある、と言われます
- 11月生まれ。探究心が深く、内側をあまり見せないとされます
- 12月生まれ。楽観的で自由、と紹介されることが多い月です
一覧にして気づくことがあります。全部、良いことしか書いていないのですね。そして別の本を開くと、同じ月にまったく別の傾向が書いてあったりします。つまりこれは、観測の積み重ねというより、それぞれの月に贈られてきた祝いの言葉に近いものだと私は受け取っています。
数字のほうから自分を眺める方法に興味があれば、誕生数の出し方と意味で別の入口もお見せしています。
なぜ誕生月で性格が語られるのか|三つの背景
根拠が揺らいでいるのに、なぜ誕生月の話はこれほど繰り返されるのでしょう。背景は三つあると考えています。
一つめは、季節の記憶です。生まれた月が違うと、初めて迎える季節の順番、赤ん坊のころの日照や外気、初めての行事の時期が違います。最初の一年の体験が違うのだから何かが違ってもおかしくない、という感覚は、昔の人の実感だったのだと思います。
二つめは、学年の区切りです。日本では4月で学年が切り替わるため、同じ学年に、ほぼ一年分の月齢差があります。この差が子ども時代の体格や自信、スポーツの選抜などに影響しうるという研究報告があり、いまも議論が続いています。ただ、これは生まれ月そのものが性格を決めるという話ではなく、月齢差のある集団で育つという環境の話です。そして大人になるにつれて、差は小さくなっていくと言われています。
三つめは、単純に、話しやすいからです。誕生月は誰にでもあって、聞いても失礼になりにくく、盛り上がる。長く残る話には、当たっているから残るものと、使いやすいから残るものがあり、誕生月の話は後者の性格が強いのですね。
生まれ年で語る干支の話にも似た構造があります。興味のある方は干支の相性と人間関係をどうぞ。
「〇月生まれっぽいね」と言われたときの受け止め方
さて、冒頭の昼休みに戻りましょう。決めつけられた気がしてモヤッとしたとき、どう受け取り、どう返すか。手順にしておきます。
- まず、悪意と決めつけを分けます。ほとんどの場合、相手はあなたを枠にはめたいのではなく、会話の接ぎ穂を探しているだけです
- 当たっていると感じたら、面白がって受け取って構いません。「よく言われます」で会話は温かく続きます
- 外れていると感じたら、訂正のチャンスとして使えます。「実は逆で、けっこう大ざっぱなんです」と返すと、型どおりの雑談が、あなた自身の話に変わります
- 繰り返し枠にはめてくる相手にだけ、線を引きます。「誕生月より血液型より、私は私なので」と笑って言えれば十分です
つまり、言われたことの扱いを決める権利は、いつも言われた側にあります。こうした読みものの結果はどれも同じで、受け取って役に立つ部分だけを持ち帰ればいいのです。魂の年齢のような別の見方でも、この距離感は共通です。魂の年齢という見方でも同じお話をしました。
自分から使うなら、決めつけない作法で
逆に、あなたが雑談の入口として誕生月を使うのも、作法さえ守れば良いものです。守るのは三つだけ。
相手の性格を言い当てる道具にしないこと。「〇月生まれだからこうだよね」ではなく「〇月生まれって、どんな子ども時代でした?」と、尋ねる形で使います。
仕事の評価や人選に持ち込まないこと。遊びの話は、遊びの場所に置いておきます。
そして、自分を縛る鎖にもしないこと。「私は〇月生まれだから消極的で」と自分に言い聞かせ続けると、言い伝えがただの口癖を越えて、行動の枠になってしまいます。
縁を整える視点|生まれ月は、縁を思い出すための目印です
縁という観点から言うと、誕生月の面白さは、性格の説明ではなく、めぐりの目印になるところです。
一年のうち、あなたが生まれた月は、あなたにとって一年の起点です。昔から、生まれ月の前後は運気の切り替わりの時期にあたると言われてきました。誕生日を折り返しとして、この一年の縁を振り返り、次の一年で大事にしたい縁を思い浮かべる。誕生月は、そのための、年に一度の目印として使うのがいちばん豊かだと思います。
それから、同じ月に生まれた人と出会うと、それだけで少し距離が縮まることがありますね。性格が似ているからではなく、同じ目印を持っているからです。誕生日が同じ人との縁については、誕生日が同じ人との縁でお話ししています。
まとめ|言われることは、選んで受け取れば良いのです
- 誕生月の性格は昔から語られてきましたが、内容は流派で食い違う、祝いの言葉に近いものです
- 統計的な議論は環境の話であって、誕生月で性格が決まるわけではありません
- 当たっていれば面白がり、外れていれば訂正の入口にする。扱いを決めるのは言われた側です
生まれ月より、いまのめぐりのほうが、ずっとあなたの近くにあります。最近の停滞感が気になる方は、こちらでどうぞ。
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