不倫相手が本気かわからないときの考え方
優しい言葉をもらった日は「本気なのかもしれない」と思えるのに、返信が途切れた翌朝には「私はただ都合がいいだけかもしれない」に戻ってしまう。同じ一週間のあいだに、その振れ幅を何度も往復している——あなたは今、そんな時間の中にいるのではないでしょうか。
こんにちは、縁の整え方の専門家・出雲です。この記事では、あなたの恋を裁くことも、続けることをすすめることもしません。先に、少し期待外れに聞こえるかもしれない結論をお伝えします。
- 相手が本気かどうかは、あなたにも私にも、外側からは判定できません
- 判定のかわりに見られるのは、相手の言動そのものと、それを見ているあなたの状態の二つだけです
- この二つを分けて見るだけで、「わからない」でぐるぐるする時間はずいぶん減ります
- 眠れない、食べられないなど体に出ているなら、判定より先に手当てが必要なサインです
「本気かどうか」は、外側からは判定できません
はじめに、この記事がお引き受けできないことを言っておきます。私はあなたの相手の本心を言い当てられませんし、そういうふりもしません。
人の本心は、本人にも輪郭がはっきりしないことがあります。まして、会える時間が限られ、生活の大半を共有していない相手の心は、外からはほとんど見えません。あなたが受け取れているのは、連絡の文面と、会っているあいだの表情と、そこで交わされた言葉だけ。その断片から本心を復元しようとすれば、足りない部分は想像で埋めるしかありません。想像で埋めた絵を見て、当たっているかを確かめようとする。この作業に終わりが来ないのは、当然のことです。
もうひとつ、本気かどうかは固定された事実でもありません。人の気持ちは、仕事の忙しさや家の中の空気で形を変えます。二択で答えが出ると思っているあいだ、あなたは存在しない答えを探し続けることになります。
ですからこの記事では判定をあきらめ、あなたの手元にある確かなものを二つ使います。
「本気サイン一覧」が当てにならない理由
あなたもきっと一度は「本気サイン」の一覧を数えたことがあると思います。数えているあいだは少し安心できて、翌日にはまた不安になる。あの繰り返しには理由があります。
まず、同じ行動が両方向に読めてしまうこと。会う回数が多いことは「大事にされている証拠」とも、「会いやすい時間帯にいるから呼ばれている」とも読めます。どちらが正しいかを決める材料は、あなたの側にありません。
次に、期待している答えのほうに証拠が集まる性質が、人にはあること。信じたい日は優しかった記憶ばかりが浮かび、疑いたい日は素っ気なかった場面ばかりが並びます。同じ一か月から、正反対の結論が両方作れてしまうのですね。
そして、あなたから見えない要因が多すぎること。予定が急に変わったとき、理由が気持ちなのか、仕事なのか、家の事情なのかは外からは区別できません。これは相手の家庭を悪く見る話ではなく、あなたの位置からは情報が届かない範囲が広いという話です。
判定のかわりに、この二つを見ます
では何を見るのか。二つあります。
一つ目は、言動そのもの。解釈を混ぜずに、起きたことだけを見ます。
「大事にされていない気がする」ではなく、「この三回、誘ったのはこちらからだった」。
「本気っぽいことを言われた」ではなく、「今の生活を変えたいと口にした。時期や条件の話は出なかった」。
形容詞を外すと、材料はぐっと少なくなります。心細いかもしれませんが、その少なさが本当の手持ちです。
二つ目は、それを受け取ったあとの、あなたの状態。連絡が来た日、あなたは眠れましたか。会った翌日、仕事は手につきましたか。
一つ目はどこまでいっても不確かなままです。けれど二つ目は、あなたにしかわからない、いちばん確かなデータなのですね。関係を続けるかどうかを決めるとき、実際に効いてくるのはこちらです。
一週間、事実と自分の状態だけを記録する手順
頭の中だけで考えていると、材料と解釈が混ざります。一週間だけ、外に出してみましょう。
- 誰にも見られない場所にメモを一つ用意します。手帳の隅でも、鍵のかかるメモアプリでもかまいません。
- 左側に、その日起きたことを書きます。形容詞と推測は使いません。「20時に返信。三行。会う話には触れず」で十分です。
- 右側に、その日のあなたの状態を書きます。睡眠、食事、仕事、気分を三段階で。
- 何も起きなかった日も、右側だけは書きます。連絡がなかった日のあなたを記録することが、いちばん大事な部分です。
- 週末に、二列を並べて読みます。
読み方はひとつだけ。相手の言動が良かった日に、あなたの状態が回復しているかどうかを見てください。良い日があっても右側が戻らないなら、あなたを消耗させているのは相手の気持ちの薄さではなく、この関係の作りそのものだということになります。そのとき「本気かどうか」は、もう答えを出さなくていい問いに変わっています。
似た構図で身動きが取れなくなる感覚については、既婚者を好きになって苦しいときの心の守り方でもお話ししています。
二つの未来を、同じ机の上に並べてみる
次のワークは、決断を迫るためのものではありません。二つの未来を並べて眺めるだけです。
相手が本気だったとして、その先であなたの生活は何年後にどう変わっているでしょうか。そこに至る道のりも想像してみてください。待つ時間、誰にも説明できない時期、そして誰かの生活が大きく変わる可能性。逆に本気ではなかったとして、あなたは今の形をあと何年続けられるでしょうか。三年後の同じ夜、同じように通知を見ている自分を思い浮かべてみてください。
不思議なもので、前者を想像しても心が晴れない、とおっしゃる方がとても多いのです。晴れないなら、あなたが本当に求めているのは相手の本心の答えではなく、この落ち着かなさから出ることのほうかもしれません。関係を見極める物差しについては、良い縁の見分け方もあわせて読んでみてくださいね。
相手に聞いてみたくなったときに、してほしくないこと
わからなさに耐えかねて、確かめたくなる日が来ます。そのとき、試す形の確かめ方だけはしないでください。
返信をわざと遅らせる。既読をつけないでおく。他の人の影をちらつかせる。しばらく連絡を絶ってみる。こうしたやり方で引き出せるのは、そのとき困った相手のとっさの反応であって、本心ではありません。そして駆け引きは、相手より先に、仕掛けたあなたのほうを消耗させます。
聞きたいなら、率直に聞くほうがずっと消耗が少ないです。「これからどうしたいと思っているのか、あなたの考えを聞かせてほしい」。それだけでいいのですね。ただし、返ってきた言葉も検証はできません。判断の材料になるのは、返事の内容よりも、そのあと数週間の言動が言葉とそろっているかどうかのほうです。
待つ時間が長引いて、体に出ているとき
考えても答えが出ない状態が続くと、心より先に体に出ます。
眠れない、朝起き上がれない、食欲がない、通知の音で動悸がする、仕事中に涙が出る。こうした状態が二週間以上続いているなら、それは「気持ちの問題」の範囲を超えています。心療内科やカウンセリングは、事情を裁かずに話を聞く場所です。誰にも言えない話だからこそ、守秘義務のある専門家のほうが向いている場合もありますよ。相談することと、関係をやめると決めることは、切り離して考えて大丈夫です。なお、金銭を求められている場合は消費者ホットライン188、身の危険を感じることがあれば警察相談専用電話#9110があります。
会う回数のほうが気になっている方は不倫で会う頻度が減ったとき考えられることを、待ち続けて日々が停滞していると感じる方は運気の停滞から抜け出す方法も読んでみてください。
縁切り・開運の視点|本気かどうかより、その縁の中のあなたの姿
ここからは、縁を見つめてきた立場から、私の見方をお伝えします。
昔から、人の縁には育て合う方向と、細らせ合う方向があると言われてきました。見分ける手がかりは、相手の気持ちの強さではなく、その縁の中にいるときの自分の姿にあると私は思っています。隠すことが増えていないか。自分を嫌いになる時間が増えていないか。
相手の本気を測ろうとするとき、物差しの目盛りはいつも相手側についています。その目盛りを読むために、あなたは自分の一日を差し出し続けることになる。けれど、あなたが守らなければならないのは、あなたの時間のほうなのですね。わからないものを、わからないまま置いておくこと。そのうえで、自分の状態だけは自分で見ておくこと。それができるようになると、答えが出ないままでも心は少しずつ落ち着いていきますよ。
まとめ|答えは相手の中ではなく、あなたの記録の中にあります
- 本気かどうかは外側からは判定できません。サイン一覧が当たらないのは、あなたの読みが浅いからではありません
- かわりに、解釈を混ぜない言動の記録と、あなた自身の状態の記録を並べてください
- 試す確かめ方はしないこと。聞くなら率直に、そのあとの数週間を見ること
その関係の中で、あなたが今どれくらい消耗しているのか。静かに現在地を確かめてみませんか。
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