SNSをやめたら人間関係が変わった|4つの実際
やめたら、人間関係はどうなるのだろう。減るのだろうか。誘われなくなるのだろうか。それとも、思っているほど何も起きないのだろうか——アプリを消す前に、あなたはその答えを知りたくてここに来たのだと思います。
こんにちは、縁の整え方の専門家・出雲です。この記事では、SNSをやめたあとに人間関係で実際に起きることを、時期を追ってお伝えします。良い変化だけを並べるつもりはありません。失うものもきちんと書きます。
- 最初に起きるのは連絡が減ることではなく、話題についていけなくなることです
- 変化は「つながりの数」「情報の速さ」「会う頻度」「話し方」の四つに出ます
- 消える関係と残る関係は、はっきり分かれます。その境目には共通点があります
- 全部やめる必要はありません。人間関係だけを守る中間のやり方もあります
最初に起きるのは「連絡が減る」ではありません
やめる前にいちばん心配されるのは、連絡が来なくなることです。ですが、実際に最初に来るのは別のものです。
話題についていけなくなる、という感覚です。
昼休みに「あれ見た?」と振られて、見ていない。共通の知人の近況を、自分だけ知らない。誰かの結婚も転職も引っ越しも、あとから人づてに聞くことになる。この置いていかれる感じが、やめて最初の二週間にいちばん強く来ます。
ここで多くの人が戻ります。だから、先に知っておいてください。この感覚は、情報が入らないことそのものより、「知らないのは自分だけかもしれない」という不安から来ています。そして実際には、みんな思ったほど見ていません。
時期ごとに、何が変わっていくか
やめた方の話を伺っていると、変化にはだいたいの流れがあります。
最初の二週間。手持ち無沙汰と、置いていかれる感じ。何度もホーム画面を探します。人間関係の側には、まだほとんど変化がありません。相手はあなたがやめたことに気づいてすらいないことが多いです。
一か月から二か月。ここで最初の選別が起きます。SNS上だけでつながっていた人からの接触が、静かに消えます。同時に、個別に連絡をくれる人が誰なのかが、はっきり見えてきます。人数は減りますが、この時期に「あの人、わざわざ連絡くれたんだ」という発見が来ます。
三か月ごろ。あなたの話し方が変わります。人の近況を先回りして知っていない分、会ったときに質問が増えるのですね。「最近どうしてた?」と本当に聞くようになる。相手はよく話してくれるようになり、会話の密度が上がります。これは、やめた方の多くが口をそろえて言う変化です。
半年ごろ。人間関係の総数は減ったまま安定します。ただ、一つひとつの関係にかける時間は増えています。そして、以前ほど人の動向が気にならなくなっている自分に気づきます。比べる材料が目の前を流れていかないと、比べる回数そのものが減るからです。
やめたあとの変化を、運気や気の巡りの面から段階を追って見たい方は、SNS断捨離の効果はいつ出るのかでさらに詳しくお話ししています。
消えた関係と、残った関係の違い
ここが、いちばん知りたいところだと思います。
消えたのは、共通の話題が「投稿」だった関係です。相手の投稿を見て、それに反応して、その反応がやりとりになっていた。土台が画面の中にあった関係は、画面がなくなると土台ごとなくなります。冷たいようですが、これは相手が薄情だったのではなく、そういう構造だったということです。
残ったのは、連絡の理由が「あなた」だった関係です。用事がなくても連絡してくる、会う約束を個別に取ってくる、こちらの近況を投稿ではなく本人に聞いてくる。この人たちは、SNSがあってもなくても変わりません。
そして、少数ですが「戻ってきた関係」もあります。SNSでは表面的なやりとりしかしていなかったのに、やめたあとに個別に連絡が来て、そこから深くなる。見せる場所がなくなると、話す場所が必要になるのですね。
年齢を重ねるにつれて付き合いが減っていくことへの不安がある方は、30代で友達が減ったと感じるときの考え方もあわせて読んでみてください。数が減ることと、失うことは、同じではありません。
正直に言うと、困ることもあります
良いことばかりではないので、ここも書いておきます。
一つ目、誘いの入口が減ります。とくに、グループで連絡が回るタイプの集まりは、自然と声がかからなくなります。対策は、行きたい相手にだけ、こちらから年に数回声をかけること。これができないと、本当に減ります。
二つ目、地域や趣味の情報が遅れます。イベント、募集、店の情報。ここは、必要な範囲だけ別の手段で拾い直すしかありません。
三つ目、連絡先を持っていない人と切れます。SNSのメッセージ機能だけでつながっていた人とは、やめた時点で連絡手段がなくなります。これは、やめる前に対処できることです。切りたくない相手が数人いるなら、事前に電話番号か別の連絡先を交換しておいてください。この一手間があるかないかで、後悔の量がまったく違います。
全部やめなくても、変えられます
やめる話をしてきましたが、私はゼロか百かで考えなくていいと思っています。人間関係だけを守りたいなら、中間のやり方があります。
見る側だけをやめる
投稿は続け、タイムラインを見るのをやめます。比べる材料が入ってこなくなり、消耗の大半が消えます。見る相手を絞る
全体のタイムラインではなく、決めた数人のページだけを見にいく形に変えます。流れてくるものを受け取る使い方をやめる、ということです。通知だけを切って、開く時間を決める
一日一回、夜の十分だけ。これでも体感はかなり変わります。アプリを消して、ブラウザからのみにする
完全にやめるのが不安な方には、この方法がいちばん現実的です。開くまでの手数が増えるだけで、回数は驚くほど減ります。
すでに手が勝手にスマホへ伸びる状態になっている方は、スマホ依存をやめたいときの方法のほうが先かもしれません。人間関係の消耗そのものを整理したい方は、SNS疲れで人間関係がしんどいときの距離の取り方をどうぞ。
縁切り・開運の視点|見えなくなった縁は、切れたのではなく休んでいます
昔から、縁には結ぶ時期とゆるむ時期があると言われてきました。人と人のつながりは、常に同じ濃さで続くものではなく、季節のように濃淡があるのですね。
SNSは、そのゆるむ時期を見えなくしてくれる道具でした。実際には会っていない、話してもいない相手とも、画面の上では毎日つながっているように見える。便利ですが、そのぶん、どの縁が今生きているのかがわかりにくくなります。
やめたあとに関係が減ったと感じるのは、切れたからではなく、休んでいた縁が見えるようになっただけのことが多いのです。そして、休んでいる縁は、必要なときにまた動き出します。実際、何年も音沙汰のなかった相手と、ふとしたきっかけで再開する例をたくさん見てきました。
減った数を数えるより、残った数人と何をするかを考えてみてください。器を空けたぶんだけ、新しい流れが入る余地ができます。
まとめ|減るのは数、増えるのは密度です
- 最初の二週間は置いていかれる感じが来ます。ここを越えると変化が始まります
- 消えるのは土台が投稿だった関係、残るのは理由があなただった関係です
- 全部やめなくても、見る側をやめるだけで人間関係の消耗は大きく減ります
やめる前に、今のあなたの人間関係がどこで消耗しているのかを確かめておくと、迷いが減ります。
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